2015年1月18日日曜日

高橋 慶太郎『ヨルムンガンド』


 連載途中はわくわく感があった(基本はコミックで読んでた)し、人種も雑多でいろんな顔つきとかを漫画で表現されているのをみるのは新鮮な感じがあったしすごいと思う。打ち切りみたいな終わり方には全く理解はできないが最後以外は非常に良かった作品だ。オープンエンディングに対してお前が嫌っているだけというわけでなく、もう終わる少し前からなんともいえない残念な感じが出ていたと思う。

 仲間にスポットが当たってそいつの出身の国やそいつの過去に絡んだ話が出てきて味があるとは思う。泥臭さがちゃんとあってあー日本の漫画だって思うところもあるんだけど嫌な感じがなくバランスがとれていた。個人的にはルツの話が出てこなかったのは、神山健治『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のボーマみたいな扱いだな。

 一番好きな話はやっぱりDance with Undershaftになっちゃうね。個人的にはブックマンの最後の死んだ二人との会話が好きだ。ああいう独り言ってかっこいいよなって思うね。あれ以降の話は特に残念だと思う。

トップレベルで面白いが、ラストが微妙って感じです。

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