2014年2月21日金曜日

2014年東京都知事選挙2


 石原慎太郎、猪瀬直樹と対立してきた都連のドン内田茂、長い間東京都議会に君臨していた。議席をみてもわかるが、自民党と公明党がキャスティングボードを握っているため、無所属(何の支援も受けないと泡沫は間違いない)や他の党の支援を受けて出たとしても厳しいなと思っていた。仮に当選しても議会運営がかなり厳しい形になるのは、明白である。
http://dot.asahi.com/news/politics/2013062600032.html
都連と対立勃発 猪瀬都知事を追い込む自民包囲網

 (更新 2013/6/27 16:00)
 (略ry)
都連は東京都の年間12兆円もの予算を差配する党内でも特別な存在だ。会長は石原伸晃環境相(56)が務め、幹事長には“都連のドン”内田茂氏(74)が座る。だが、こともあろうに都議選中、内田氏の地元千代田区では対立候補である無所属小枝寿美子氏(49)のポスターに「私も応援しています」という猪瀬氏の写真が貼られていたのだ。だが、猪瀬氏は悪びれた様子はなかった。
 (略ry)
※週刊朝日 2013年7月5日号

会長:石原伸晃
幹事長:内田茂

石原の息子が会長というのがなんともおもしろいなとは思ったが。

 朝日新聞に、都連が舛添をおした記事がある。
http://www.asahi.com/articles/ASG1B32V6G1BUTIL004.html
自民党都連、舛添氏推薦の方針 「政策面で一致」


2014年1月10日12時03分
 自民党東京都連は10日午前の役員会で、都知事選に立候補の意向を固めている元厚生労働相の舛添要一氏(65)を都連として推薦する方針を決めた。都連の石原伸晃会長は会合後「時間的余裕がない中、政策面で一致した」と述べた。

 舛添氏は2010年に自民党を離党して新党改革を結成し除名された経緯があり、推薦に難色を示す議員もいた。9日、舛添氏は同党都議団との会談で謝罪。都連が求める「都議会との信頼関係を築く」など3要件で合意した。石原会長は「都議会が泥をかぶって支援を決めた以上、都連としても応援していきたい」と語り、その後、党本部の石破茂幹事長に都連の意向を伝えた。
 (略ry)
この動きは内田茂の了承もあるんだろうなと考える。この人の動きも重要ではあるのだけれど、国政のほうからみての動きも無視できないのでそちらの方も考えてみる事にした。
 現代ビジネスに田崎史郎の解説と情報がのっていた。村木厚子を安倍が挙げていたというのがおもしろいなとは思った。センスがないと個人的には思いますね。そもそも女性っていうだけで選ぶのはどうかと思う。女性で実力があるのは素直に認めるけど、自民党の女性議員に支持がないのは、国民の目から見れば、たいした事ないとみられているんだということじゃないかな。別に、国民の人気が高かった民主党の蓮舫を優秀だとは思わないけど。基本的には菅の手腕がすごいなと思った次第。石破は顔で損をしているなとずっと思う。上目遣いで睨むのだけはやめたほうがいいんじゃないかな。癖なんてなおるものでもないだろうけど。小沢と喋り方とかも似てるのは、あまり良い影響ではないし、印象も悪いのではないか。長年行動を共にすればそうなるのは仕方がない事だけれど。彼の政策が好きではないしどうでもいいことではある。沖縄の方の選挙で負けていたわけではあるし、この選挙まで負けたらとんでもないことになっていたという追い込まれた形のほうが強いんじゃないかな。ただ地盤がしっかりしているので、他の地域とは違うのは確かだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38326
2014年02月10日(月) 田崎 史郎
田崎史郎「ニュースの深層」


圧勝で舛添都知事を誕生させた自民党「菅・石破コンビ」の周到な情報戦略

しかし、この戦いを制したのは調査データを重視して候補者選びを進め、細川・小泉の動きをいち早く察知した官房長官・菅義偉と、菅と連携し選挙戦を指揮した自民党幹事長・石破茂だった。

独自調査と情報網で精度高まる自民党の世論分析

前東京都知事・猪瀬直樹が5000万円資金提供問題の責任を取って辞任したのが昨年12月19日。この日以降、自民党は週末ごとに党独自の世論調査を実施した。調査対象を普段より多い3000サンプルとし、調査した候補者は最初、14人だった。

昨年暮れの調査で前衆院議員の元宮崎県知事・東国原英夫が支持を失っていること、首相・安倍晋三が挙げた厚労事務次官・村木厚子や自民党女性議員らが極めて低い支持にとどまっていることが分かった。

ダントツの1位は常に舛添だった。自民党は国政選挙の時に用いているオートダイヤル・自動音声システム、つまりコンピューターが作り出した番号に電話し、録音した音声で質問、調査対象となった人はプッシュホンで答える方式の調査を毎週実施。世論調査を実施している公明党と情報交換するとともに、マスコミの調査も入手し、対策を練った。

 (略ry)

菅はさらに、細川が小泉の支援を受けて立つという情報も昨年暮れに得ていた。そして、安倍とも協議し「ほおっておく」方針を固めた。小泉は稀代のケンカ上手。下手に反応したなら燃料を投下するようなもの、かえって勢いづかせることを2人とも知っていた。
マスコミが流した調査だと、舛添、池上、東国原、小泉など現役の政治家も多数挙がっていたが、その中で確実な調査に基づいたデータが自民党にはあったということがわかった。まず小泉は自民党にとって敵なので考えられないが、自民党が推す候補というのは、舛添に絞られていたんだなとこれで支援が確定した時点で、ほぼ当選確定。去年から小泉の動きは、確かにマスコミの報道でもちょくちょく出てはいたが、都知事選に絞って動くとは考えなかった。実際、都知事選で反原発をやることが受け入れられなかったのは選挙結果としてでているわけだ。自民党から飛び出す前は、舛添は世論調査で総理にしたい政治家ナンバー1にもなったことがある人だった。飛び出した後は新党改革という党をつくってはいたが、舛添個人の人気も薄くなってしまったというより、スポットライトを当たる事もなかった。少数野党の性だね。自民党と彼の合わさった人気である事を彼自身の人気だと錯覚して党を出たのだろうか。自民党が野党に転落するからって出てもたいしてメリットがないように私はみていた。だがここにきて、猪瀬が徳洲会資金問題で辞任。国政で惨敗して、静かに政治家引退で舛添はコメンテーターにでもなろうとしていた所だった。タイミングというか人の人生というのはよくわからないなと思う。
 迷惑なトロイカとはそのままだなと。細川のほうも対応しづらい感じだった。もう一度任せてくださいと言わんばかりの民主党色である。資金問題が出た政治家がいくらきれいごとを言っても受け入れられないだろうなというサンプルが続々と出てきているなという感じ。時代は変わったという事に気づいていないのではないだろうか。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140111/plt1401111453000-n1.htm
細川元首相を支援する迷惑な「トロイカ」 自民は“期待感”

2014.01.11
 東京都知事選に出馬する細川護煕元首相に対し、鳩山由紀夫、菅直人両元首相と、生活の党の小沢一郎代表が支援の動きを見せつつある。かつて3人による「トロイカ」体制は政権交代の原動力となったが、民主党政権迷走の原因ともなった。細川氏にとって吉と出るか、凶と出るか。
(略ry) 
小泉が脱原発で勢いがついてやるなら、国政だけだと思う。脱原発と東京じゃやっぱり駄目だ。次の国政でも脱原発というのがこれでカードとして、効果が弱まるんじゃないかなと思ってしまう。そう考えると脱原発という動き自体を潰すということは、小泉は狙ったのかとも勘ぐってしまうね。第二次安倍政権成立も小泉の動きが大きいしな。
https://www.facebook.com/hatoyamakunio.hongo/posts/1459339047611415
鳩山 邦夫
1月27日 0:30

     都知事選で、日頃、私と付き合いのなかった元秘書たち、たとえば前代議士の牧義夫君や元代議士の馬渡龍治君、それに上杉隆君らが細川陣営に加わって私は、ずい分誤解されてまいりました。私自身は舛添要一氏を全面支援し、彼の遊説は、私の現役秘書の小沢洋介君が取り仕切っています。
     ところが、「やはり」というか「良かった」というべきか、私の元秘書たちは全員、細川陣営からクビにされたというか、追い出されたようです。細川陣営は左翼志向の強いメンバーに占拠され、私の元秘書たちは居場所を失ったそうです。
     良かった。良かった。これですっきりしたという気持ちです。
政権交代の前にも似たようなことあったなと思い出した。民主党とは何だったのか。そういえば、鳩山邦夫と舛添要一で新党をやろうとしていた時があったな。舛添も資金問題が出てやめるなんてことにはならずに、がんばってまともな東京都の運営をしてほしいですな。

0 件のコメント:

コメントを投稿